コールドプレスジュースの賞味期限と正しい保存方法とは?

賞味期限と正しい保存方法をトレーナーが解説します

こんにちは、スポーツトレーナーのRyokoです。

最近、「コールドプレスジュースを買った(または作った)はいいけれど、どのくらい保存できるの?」という質問をよく受けます。
栄養たっぷりで美味しいコールドプレスジュース、せっかくなら安全&ベストな状態で飲み切りたいですよね。

でもコールドプレスジュースは無添加・非加熱が基本。
つまり、日持ちが非常に短いんです。

本記事では、

  • 冷蔵でどのくらい保つ?
  • 開封後はいつまで飲める?
  • 冷凍保存はできる?

といった疑問に、トレーナーの視点から分かりやすく答えていきます。
カビや腐敗のリスクもありますので、正しい保存方法をぜひマスターして、安全にコールドプレスジュースを楽しみましょう。

目次

コールドプレスジュースが日持ちしない理由

コールドプレスジュースは、低温低速で野菜や果物を搾ることで、酵素やビタミンなどの栄養を極力損なわない製法です。
さらに、保存料や添加物を基本的に使いません。

つまり、

  • 非加熱&無添加 → 雑菌が繁殖しやすく、酸化による劣化も早い
  • 素材そのものの生きた栄養 → 風味も崩れやすく品質変化が起きやすい

という特徴があるんですね。

だからこそ「できたてが一番」というわけですが、市販のパックジュースより日持ちは圧倒的に短いんです。

賞味期限の目安:冷蔵保存の場合

では実際に、冷蔵庫で保存するとしてどのくらいの日持ちが期待できるのでしょうか?

一般的には以下が目安です。

  • 専門店で買ったコールドプレスジュース(未開封):2日程度
  • 手作りジュース(密閉容器で冷蔵):24〜48時間程度が限度
  • 開封後または作った直後できるだけ当日中に(後述)

「未開封なら2日間」というお店もありますが、基本的に飲むのは翌日までがおすすめ

私もよく利用する専門店では、
「未開封で冷蔵なら約48時間はOK。ただし風味や栄養を考えると24時間以内が理想」
という説明を受けます。

開封後・手作りジュースは当日中が原則

冷蔵保存できても、一度フタを開けたり、一度でも口をつけたりすると雑菌が入りやすくなります。
手作りジュースは最初から空気に触れているので、さらに劣化スピードが早いです。

したがって、

  • 開封後はできるだけ数時間以内〜当日中に飲み切る
  • 瓶やボトルのフタを開けっぱなしにしない(菌や酸化が進む)

これが安全面・栄養面から見ても基本になります。

鮮度を保つ保存方法のコツ

「でもどうせ作るなら、少しは保存したい…」という方に向けて、少しでも鮮度を保つためのポイントを紹介します。

  1. 密閉容器を使用する
    • 空気に触れるほど酸化が進むため、空気の層をなるべく少なくする工夫が大切です。
    • おすすめは口が狭いガラス瓶や真空ボトル。容器のフタまでぎりぎりになるようにジュースを注ぎ、空気を追い出しましょう。
  2. 冷蔵庫の奥で保管する
    • 温度変化が激しい冷蔵庫のドアポケットは避け、温度が一定で低めの場所へ。
    • できれば4℃以下をキープできる冷蔵庫環境が望ましいです。
  3. レモンやライムをプラス
    • レモンやライムの酸は天然の防腐効果があり、多少は劣化を遅らせます。
    • ただし味が酸っぱめになるのでお好みで。
  4. 容器の衛生管理
    • 手作りする場合、容器を熱湯消毒するなど清潔を保ちましょう。ほんの少しの雑菌でも腐敗リスクが高まります。

とはいえ、これらをやっても数日間バッチリ保つのは難しいのが現実。

「翌日までに飲める量しか作らない」というのが最も安心です。

冷凍保存はあり?長期保存のポイント

「もっと長く保存できたらいいのに…」と思う方は、冷凍という選択肢もあります。

一般的に冷蔵よりは長期保存可能ですが、以下を踏まえてください:

  • 冷凍で約1ヶ月ほど保存可とされる場合が多い
  • 冷凍・解凍の過程で味や食感、栄養は若干落ちる(特に酵素は損なわれやすい)
  • 冷凍する容器には余裕を持たせ、液体が膨張するスペースを確保
  • 解凍は冷蔵庫内でゆっくり行い、完全に解凍したら早めに飲む

私も忙しいときは、まとめてジュースを作って小分け冷凍しておき、朝出勤前に冷蔵庫へ移して解凍→夜に飲むことがあります。
味は多少落ちますが、無駄なく使えるのは便利ですね。

市販品はなぜ少し長持ちすることがある?

市販のコールドプレスジュースを見ると、冷蔵で4〜5日OKと書いてある商品も存在します。
これは「HPP(高圧殺菌)」など特殊な製法を用い、加熱せずに雑菌を抑えているから。

完全に生ジュースというわけではないですが、比較的風味や栄養が保たれたまま日持ちを延ばす技術です。

ただし、そういった商品でも開封後は当日中という原則は変わりません。

普通の家庭用コールドプレスやスロージューサーで作ったジュースとは違うので、一緒にしないよう注意してください。

風味や栄養価は時間とともに減少する

賞味期限という意味では「◯日以内なら一応飲める」かもしれませんが、栄養素や酵素は作ってから刻一刻と減少すると言われています。

味も酸化により徐々に変わってしまうんです。

  • 出来たてがベスト:ビタミンCや酵素の含有量を最大限活かすなら、搾りたて数時間以内に飲むのがおすすめ。
  • 翌日以降に飲むとしても、栄養素のロスはある程度覚悟しておきましょう。

私もトレーニング後の栄養補給には、「できるだけ作りたて or 買いたて」を飲むように心掛けています!

腐敗のサインと安全に飲むポイント

もし保存期間内でも、「なんだか匂いがおかしい…」「見た目や味に違和感がある…」と感じたら迷わず破棄してください。

具体的には:

  • 発酵臭や酸っぱい臭いが強い
  • 粘りや泡が出ている
  • 色が普段と全然違う
  • 苦味やアルコールっぽい不自然な味

これらは腐敗や雑菌繁殖のサインです。

コールドプレスジュースは鮮度命。
安全第一で、少しでも不安があれば口にしないようにしましょう。

忙しい人におすすめの取り入れ方

「毎回すぐ飲みきるのは理想だけど、忙しくて難しい…」という方には、以下の工夫が役立つかもしれません。

  • 朝作る時間がない日は夜のうちに材料をカットだけしておく
    • 朝は素材を入れるだけで短時間で絞れるので、作りたてを飲みやすい。
  • どうしても作れない日は市販の冷蔵or冷凍コールドプレスジュースを活用
    • 専門店が出している冷凍パック商品をストックしておくのも時短に。
  • 休日にまとめて搾って冷凍
    • 小分けにして冷凍すれば、平日は解凍→すぐ飲めるスタイル。ただし味・栄養の低下は覚悟を。

私の場合、平日は専門店のデリバリーで乗り切ることも。
少々割高でも鮮度が高い状態で届くなら、忙しい人にとっては助かりますよね。

まとめ:できるだけ早く飲むのがベスト!

コールドプレスジュースの賞味期限は、

  1. 冷蔵でも1〜2日以内が限度(未開封でも48時間ほど)
  2. 開封後や手作り直後のジュースは当日中に飲み切る
  3. 冷凍保存すれば数週間〜1ヶ月延長可能だが風味や栄養は落ちる

というのが大まかな目安。

もともと生の原材料を非加熱で搾っているからこそ栄養価が高く、美味しさも抜群ですが、その分日持ちは短いのです。
だからこそ、新鮮なうちに飲むことが何より大切

忙しい毎日だと大変かもしれませんが、せっかくのコールドプレスジュースを最大限の効果・風味で楽しむために、「作り置きは最小限」「なるべく当日消費」の習慣を心がけてみてください。

そうすればきっと、美味しさだけでなく、体の内側から感じる爽快感もグッとアップしますよ!

注意
・本記事で述べる保存期間や目安は一般的な推奨例です。実際には気温や作り方、衛生状態で大きく変わるため、少しでも異変を感じたら飲まずに廃棄しましょう。
・健康状態や体質によってはジュースを多量に飲むと不調を起こす場合があります。ご自身の体調を見ながら無理せず取り入れてください。

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この記事を書いた人

Ryokoのアバター Ryoko スポーツトレーナー/パーソナルトレーナー

大学でスポーツ科学を専攻。アメリカ留学で栄養学・トレーニング理論を学び、帰国後は都内ジムやオンラインで指導。著名人のボディメイクもサポート。
クライアントの短期集中ダイエットやファスティングプログラムをサポートする過程で、効率よく栄養を摂る手段としてコールドプレスジュースに注目。以来、毎朝の習慣に取り入れるほどの愛飲者に。
早朝ランニングと朝食ジュースが定番ルーティン。海外のフィットネスエキスポに足を運ぶなど、新しいヘルスケア・サプリ情報の収集が趣味。

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