忙しくても大丈夫!コールドプレスジュースを安全&おいしく保存する方法

プロが教えるコールドプレスジュースの正しい保存方法

こんにちは、スポーツトレーナーのRyokoです。

最近、私の周りでも「コールドプレスジュースを生活に取り入れたいけど、いつ作ればいいの? 毎回搾りたては無理だから保存ってできるの?」という声をよく聞きます。

確かに生野菜や果物を低速圧搾で絞るコールドプレスジュースは、酸化しやすく、保存料も入っていないから日持ちが短いのが特徴。
でも忙しい日々の中で、毎回その場で作るのはちょっと難しいですよね。

そこで今回は、コールドプレスジュースの正しい保存方法をテーマに、冷蔵・冷凍での保存テクニックや注意点などを徹底的に解説します。

上手に保存すれば忙しい朝も手軽に栄養補給できて便利なんです。
ただし、保存にはいくつかポイントがありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

そもそもなぜコールドプレスジュースは日持ちが短いの?

コールドプレスジュースといえば、野菜や果物を低速圧搾でしぼる製法が特徴。
ミキサーと違って熱が加わりにくく、ビタミンや酵素など栄養素を損ねずに摂取しやすいとされています。

ただし、殺菌処理や保存料の添加をしていない「生ジュース」なので、普通の市販ジュースよりも圧倒的に劣化が早いんですよね。

さらに、コールドプレスジュースは酸素に触れやすく、野菜や果物の成分が酸化されやすいという性質があります。
搾りたての香りや色合いが魅力ですが、その分酸化が進むと風味が落ちたり、栄養も減ってしまうんです。

だから「新鮮さ命」のジュースといえます。

私自身も、トレーニング後にサッと飲みたいからと前の晩に多めに作り置きしたら、翌朝には味が少し変わってしまった……なんて経験があります。
やっぱり搾りたてがおいしいとわかっていても、忙しい毎日だと、どうしても全部を手づくり&即飲みは難しいですよね。

保存しても大丈夫?基本的な考え方

結論からいうと、コールドプレスジュースも短期的になら保存可能です。

ただし、保存期間が長くなるほど風味・栄養価が落ちていきます。

もともと「生きた酵素」やビタミンを丸ごと摂れるのが魅力なので、できれば作りたてを飲むのがベスト。
それでも「平日は毎回作る時間がない」「夜にまとめて作りたい」という現実的なニーズがありますよね。

そこで、冷蔵や冷凍を上手に使うことで、ある程度は栄養や美味しさをキープしつつ保存することが可能です。

ただし念頭に置いておいてほしいのは、何日もの長期保存は想定していないということ。
できるだけ短い期間で飲み切るのが、コールドプレスジュースを活かすコツなんです。

冷蔵保存のポイント

保存期間の目安:1~2日(最大でも3日)

まず、冷蔵保存は「すぐ飲む予定があるけれど、その日のうちに全部は飲めない」というときに適しています。
多くの専門店も「冷蔵で1日、長くても2日以内」と推奨しています。

私も経験上、24時間以内に飲むとほぼ搾りたてに近い味わいですが、48時間過ぎるとやはり酸化が進んで甘みや香りが落ちやすいと感じます。

それ以上保存すると、雑菌が増えるリスクも高まり、安全面や栄養面を考えておすすめしません。
最大でも3日程度には飲み切りましょう。

特に、一度開封した容器のジュースは酸素と触れる量が増え、味も変わりやすいので、早めに消費してください。

密閉容器で酸化を防ぐ

コールドプレスジュースを冷蔵保存する際は、密閉できる清潔な容器を使うのが鉄則です。

たとえば、メイソンジャーや密閉ボトルなど。口のサイズが大きい容器だと空気が入りやすいため、可能なら容器のフチぎりぎりまでジュースを満たして空気との接触を減らすとより良いですね。

また、容器は保存前に煮沸消毒するなど衛生面を徹底しましょう。
生野菜の絞り汁は雑菌が繁殖しやすいので、ほんの少しの容器の汚れが腐敗の原因になることも。
私は週末に容器をまとめて煮沸して、平日使う分は清潔に保管しておきます。

冷蔵庫内の置き場所と扱い

冷蔵庫のドアポケットは開閉による温度変化が大きいため、できれば冷蔵庫の奥やチルド室など温度が安定して低い場所に置くのがおすすめ
また、冷蔵庫からジュースを出すたびにフタを開け閉めし、空気が入る時間が長いと酸化が進むので注意しましょう。

さらに、ジュースを作ったらなるべく早く冷蔵庫へ入れるのもポイント。
室温に放置しておくと雑菌が繁殖しやすいので、作りたての段階で急いで冷却するイメージです。

冷凍保存のポイント

冷凍での目安:数日~1週間程度(最大でも1ヶ月以内)

もっと長めにストックしたいときは冷凍保存という手があります。

冷凍することで腐敗や雑菌繁殖はかなり抑えられるので、忙しい平日の朝に備えて週末にまとめ作りする人も多いですよね。

ただし冷凍庫で長期保管できるとはいえ、あまりに長く置くと冷凍焼けで味が変わったり、栄養も徐々に損なわれていきます。
私の場合は「冷凍しておけば2~3週間は大丈夫」と思っていましたが、実際に飲み比べると1週間くらいの保存でも微妙に風味が落ちていると感じました。

市販の商品ガイドでも「1ヶ月以内に飲むこと」が多いようなので、現実的には1~2週間以内を目安にすると良いでしょう。

冷凍方法のコツ

  • 小分けして密封:1回分ずつ小分けして、チャック付き保存袋や密閉容器に入れて空気をしっかり抜く。空気が残っていると酸化&冷凍焼けしやすいので注意。
  • なるべく薄く平らに:ジュースを袋で冷凍するときは平らにしておくと解凍もスピーディ。容器の場合も可能な限り余分な空気を入れず、満杯に近い状態でふたをして冷凍。
  • 急速冷凍:家庭用冷蔵庫の急速冷凍機能(もしあれば)を使うか、冷凍庫の奥の冷える場所に置くなどして、温度を一気に下げると風味が損なわれにくいです。

解凍の注意点

  • 冷蔵庫で自然解凍:室温に出すと外側だけ先に解凍されて温度が上がるため、雑菌繁殖リスクが高いです。前夜に冷蔵庫へ移して一晩かけて解凍するのが理想。
  • 再冷凍は避ける:一度解凍したジュースを再び冷凍すると、味も栄養もさらに劣化するだけでなく、安全面でもリスクが高いです。
  • 加熱解凍はNG:電子レンジで温めるとせっかくの酵素やビタミンが壊れやすいので、コールドプレスジュース本来の良さが損なわれてしまいます。必ず自然解凍か冷蔵庫解凍で。

日持ちさせる工夫と、衛生面で気をつけたいこと

レモン汁・ライム汁を加える

コールドプレスジュースにレモンやライムの絞り汁を少量加えると、クエン酸による抗菌・抗酸化効果が期待でき、若干日持ちが良くなるといわれています。
特に野菜オンリーのジュースなど、酸味が足りないレシピを作る場合に試すと、味のアクセントにもなって一石二鳥。

ただしこれもあくまで補助的な方法で、保存期間を極端に伸ばせるわけではありません。

野菜だけのジュースは果物入りより腐敗しにくい?

一般的に果糖を多く含むフルーツ系のジュースは糖分が高く、雑菌の栄養源にもなりやすいので、劣化が進みやすい傾向があります。

いっぽう、ほうれん草やケールなど青物中心のジュースは甘みが少なく、多少日持ちする場合も。

しかし青菜類も腐敗のリスクがゼロではないため、油断は禁物。
いずれのジュースでも安全第一で短期間を目安に飲み切るようにしましょう。

衛生管理がカギ

改めて強調したいのは、容器や作業台、使用する調理器具の衛生管理です。

  • ジュース作りの前に手指を洗うのはもちろん、まな板や包丁も念入りに洗い、熱湯消毒すると安心。
  • 使用する容器(ボトルや瓶)はできれば煮沸消毒か、できる限りアルコール消毒を行っておく。
  • 作っている途中で別の食材を扱い、交差汚染が起きないよう注意。生肉や魚の近くで作業しないほうが安全です。

せっかく栄養満点のジュースを作っても、雑菌が繁殖すれば台無し。特に夏場など室温が高い時期はさらに腐りやすいので、少し神経質なくらい衛生を徹底したほうが安心ですよ。

6.忙しい人向け!保存ジュース活用アイデア

夜に作って冷蔵、翌朝即飲み

私の場合、早朝はバタバタしていてジューサーを回す余裕がありません。

そこで、前夜のうちに作って冷蔵保存→翌朝は冷蔵庫から出してすぐ飲むというスタイルを取ることが多いです。
24時間以内なら風味もそんなに落ちていませんし、寝ぼけまなこで作業しなくて済むのでラク。

週末にまとめて冷凍ストック

平日は作る暇がない……という方は、週末にまとまった量を作って冷凍してしまう方法がおすすめ

1回分ずつ小分けしておけば飲みたい前夜に冷蔵庫へ移動するだけ。
忙しい朝でも取り出してすぐ飲めるのがうれしいですね。
週末に作るときはちょっと多めに材料を仕入れ、まとめて仕込みをする感覚です。

● こまめに味をチェック

保存したジュースは、飲む前に必ず「臭い・色・味」をチェックします。変な酸味や臭みが出ていたり、分離じゃない不自然な粘度があれば要注意。
少しでも疑わしければ捨てる勇気を持ちましょう。

「もったいない」よりも安全が最優先ですから。

まとめ:無理なく続けて、毎日フレッシュな栄養をチャージしよう

コールドプレスジュースは、搾りたてこそ栄養も風味もベストな状態。
でも、忙しい日々の中で毎回その場で作るのはなかなか厳しいですよね。

そんなときは短期保存のコツを押さえておけば、無理のない範囲でコールドプレスジュースを楽しめます。

  • 冷蔵保存なら1~2日(最大でも3日以内)を目安に
  • 冷凍保存なら数日~1週間程度、長くても1ヶ月以内には飲み切る
  • 衛生面を徹底し、空気に触れにくい容器で密閉する
  • なるべく素早く冷却し、保存時も温度変化を少なくする
  • 飲む前のチェックを忘れずに、安全を最優先

栄養が落ちると分かっていても、まったく飲まないよりは保存して飲むほうが野菜不足解消ビタミン補給につながることもあります。
特に朝の時間がないときや、夜にまとめて作りたい方には冷蔵・冷凍のテクニックが役立つはず。

「本当は搾りたてが一番!」だけど、「少しでも忙しさを乗り切りながら健康を手に入れたい!」
その両方を両立させるための工夫を、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。

私も、平日は前夜に作って冷蔵し、休日にじっくり搾りたてを味わうなど、その時々で柔軟に使い分けています。
続けるほどに、体調が安定しやすくなったり、肌が元気になったりと効果を実感できると思いますよ。

楽しみながら、あなたのライフスタイルに合わせたコールドプレスジュースの保存・活用法を見つけてくださいね。
無理をしすぎず、でもちょっとの工夫で、毎日フレッシュな栄養をチャージできるはずです。

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この記事を書いた人

Ryokoのアバター Ryoko スポーツトレーナー/パーソナルトレーナー

大学でスポーツ科学を専攻。アメリカ留学で栄養学・トレーニング理論を学び、帰国後は都内ジムやオンラインで指導。著名人のボディメイクもサポート。
クライアントの短期集中ダイエットやファスティングプログラムをサポートする過程で、効率よく栄養を摂る手段としてコールドプレスジュースに注目。以来、毎朝の習慣に取り入れるほどの愛飲者に。
早朝ランニングと朝食ジュースが定番ルーティン。海外のフィットネスエキスポに足を運ぶなど、新しいヘルスケア・サプリ情報の収集が趣味。

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