こんにちは。渋谷でスポーツトレーナーをしているRyokoです。
私自身、仕事柄さまざまな体質や生活背景のお客様と接してきましたが、ここ数年アレルギーを持つ方やご家族の健康相談が急増しています。
中でも「話題のコールドプレスジュースを飲んでみたいけれど、アレルギーが心配」というお声は本当に多いんですよね。
生野菜や果物を“そのまま搾る”コールドプレスジュースは、美容と健康を目指す現代人にとって強い味方。
しかし「原材料の種類が多い」「意外とナッツ類も使われている」「市販ジュースのアレルギー表示が分かりづらい」といった不安や疑問が壁になりがちです。
本記事では、「コールドプレスジュースのアレルギー対応」について、
- アレルゲンとなる食材の例
- 市販・専門店ジュースの表示と選び方
- アレルギー体質でも楽しめる工夫
- 万一のリスク管理
まで徹底解説します。
「自分や家族がアレルギーを持っていても、工夫しながら健康的な習慣を楽しみたい!」そんな前向きなあなたに、ぜひ最後まで読んでほしい内容です。
コールドプレスジュースとは? 〜“生搾り”だからこそアレルギーにも要注意〜
まずは基本から。コールドプレスジュースとは、
- 野菜や果物を“低温・低速で圧搾”して作る
- 水や砂糖、添加物を加えない“100%フレッシュジュース”
- 加熱しないので酵素・ビタミンなど熱に弱い栄養素がそのまま摂れる
という、健康と美容を意識する人にぴったりの生ジュースです。
ただし“生”だからこそ、 素材そのもののアレルゲン(アレルギーの原因物質)もそのまま入っていることに注意!
特定の果物やナッツにアレルギーがある人は、通常の加熱殺菌ジュースやパック製品以上に慎重なチェックが必要です。
コールドプレスジュースに含まれやすいアレルゲンの具体例
コールドプレスジュース専門店や市販商品でよく使われる食材から、特にアレルギーを起こしやすいものをピックアップします。
◆ 果物アレルギーの主な原因例
- リンゴ(りんごアレルギー)
→日本人に多く、症状も出やすい - オレンジ・グレープフルーツ・レモンなど柑橘系
- キウイフルーツ
- バナナ
- モモ(ピーチ)
- パイナップル、マンゴー など
◆ ナッツ・種実類アレルギー
- アーモンド(アーモンドミルク)
- くるみ
- カシューナッツ
- ヘーゼルナッツ
- ピーナッツ(落花生) ※まれだが使われる場合も
◆ その他注意したい食材
- 大豆(豆乳・ソイミルクベース)
- 小麦・ごま(まれだがスーパーフード系で使うケースも)
- コールドプレスジュース専門店の「グリーンジュース」や「クレンズジュース」には、“リンゴ・オレンジ・キウイ”などがよく使われます。
- 「ナッツミルク」「アーモンド入りプロテインジュース」などはナッツアレルギーに要注意。
- 店舗や商品ラベルには「この製品は●●を含む工場で製造しています」といった“コンタミネーション(微量混入)”の注意書きがある場合も。
コールドプレスジュース専門店・ブランドのアレルギー対応
◆ 市販品・通販の場合
- 食品表示法で義務化されている「特定原材料7品目(卵・乳・小麦・えび・かに・そば・落花生)」と、推奨される「特定原材料に準ずる21品目(大豆・バナナ・リンゴ・キウイ・もも・オレンジ・カシューナッツ等)」は、必ず原材料表示や“アレルギー表示欄”で明記されています。
- パッケージ商品には「アレルギー:バナナ・リンゴ・キウイ」などアレルゲンが太字や色つきで目立つよう記載されている場合もあります。
◆ 店舗・専門店の場合
- 店舗メニューやカウンター表示で「主要アレルゲン」を掲示しているケースあり
- 「アレルギー体質の方はご相談ください」「材料リストはスタッフまで」など事前相談を推奨するお店が多い
- オーダーメイド・カスタムジュース店では「〇〇を除いて作ってください」という個別対応可能な場合も
◆ 製造・提供時の注意
- 多くのブランドが「同じ工場・厨房で複数のアレルゲン食材を扱っている」ため、微量な混入(コンタミ)リスクはゼロにはできない
- 市販品では「本品製造ラインでは△△を含む製品も製造しています」と必ず記載
- 店舗でも「アレルギー反応の重篤な方は念のためご遠慮ください」と案内する例もある
原材料表示・成分表のチェック方法【パッケージ編/店舗編】
◆ 市販品・通販で買う場合
- パッケージの「原材料名」欄・「アレルギー表示」欄を必ずチェック
- 例:「原材料:りんご、オレンジ、ケール、レモン」「アレルギー物質:りんご、オレンジ」
- 「特定原材料等(28品目)」が含まれていれば必ず表示義務がある
- 「同じ製造工場で●●を使っています」等の注意書きも見逃さない
◆ 店舗で買う場合
- メニューやPOPのアレルギー表示をまず確認し、不明な場合は必ずスタッフに直接聞きましょう。
最近では「アレルギー対応にご協力しています」と掲示しているお店や、詳細な原材料リストを提示してくれる店舗も増えています。
- 「本日のジュースには○○が入っていますか?」「ナッツ類は使われていますか?」など具体的に尋ねる。
- 期間限定や季節限定ジュースはレシピが変わることもあるのでその都度確認がベスト。
- もしアレルギー反応が重い場合は、「混入リスクがないか」までしっかり伝える。
- 商品説明ページの原材料表示や「アレルギーについて」ページをよく読む。
- 「製品に含まれるアレルギー物質」や「コンタミネーションについて」の記載があるかチェック。
- 不明点があれば問い合わせフォームやメールで事前確認を推奨します。
アレルギー持ちでも楽しめるコールドプレスジュース選びの工夫
◆ アレルゲンフリーのレシピを選ぶ
- ナッツアレルギーの方…「ナッツミルク」ベースではなく、野菜+果物のみのジュースや、オーツミルク・ライスミルクを使った商品が安心。
- 果物アレルギー(リンゴ、キウイなど)…リンゴやキウイ抜きのグリーン系、根菜系ジュースがおすすめ。オーダーメイド対応があるお店なら抜きで作ってもらえることも。
- その他(大豆、小麦、ゴマ)…豆乳やごま入りのレシピもまれにあるので「使われていませんか?」と一声かけましょう。
◆ アレルギー対応をうたうブランド・サービスの例
- 専門店では「オーツミルクを使ったナッツフリーのジュース」や「アレルゲンフリーセット」など、明確な配慮商品をラインナップ。
- 「原材料指定でカスタマイズ可能」「アレルギー専用相談窓口あり」という対応店も。
- 自宅用パウチジュースは原材料を個別に選べるサービスも増えているので、公式サイトを細かくチェックしましょう。
自宅で作る場合の安心レシピとポイント
「どうしても不安」「家族や子どもにも安心して飲ませたい」場合は、
自宅で“アレルゲン抜き”コールドプレスジュースを手作りするのが一番の安心策です。
◆ 安全な手作りジュースのコツ
- 使う素材をシンプルに…初めて使う果物・野菜は少量からスタート。
- 家族のアレルギーリストを把握し、使用NG食材は徹底的に除外。
- ナッツや大豆、ゴマなども避けてレシピを組み立てる(例えば「小松菜・にんじん・オレンジ」のみ、など)。
- 初めての素材は単品・少量でトライ→問題なければ他の素材と組み合わせるステップアップ式で。
- オーツミルク・ライスミルクなどの植物性ミルクをベースにしてもアレルギーリスクが低い。
◆ 具体的なおすすめレシピ例
- 野菜だけグリーンジュース
小松菜+きゅうり+レモン+りんご抜き(甘みはパイナップルで調整) - 果物不使用・根菜系ジュース
にんじん+セロリ+レモン+ショウガ - ナッツフリー“ミルク”ジュース
バナナ+オーツミルク+ブルーベリー
アレルギーの心配がある素材は必ず個別にチェックし、最初は“シンプルな組み合わせ”から始めてくださいね。
アレルギー体質の方が安全にコールドプレスジュースを楽しむための注意点
必ず“原材料・表示”をチェック!
- 新商品や新店舗で飲む前は必ず成分表示を見る。
- 「含まれていない」だけでなく「同じ厨房・ラインで他アレルゲンが使われていないか」も確認。
少量からスタート
- 「普段問題ない素材」でも新しい組み合わせでは反応が出ることがあるため、最初は少量から。
- 飲んだ後も体調変化(かゆみ・喉の違和感・蕁麻疹・腹痛など)を注意深く観察。
体調不良時・症状が強い場合は無理しない
- 風邪気味、体調がすぐれない時はアレルギー反応も強く出やすいので無理せず控えましょう。
医師・専門家に相談
- 重度アレルギー(アナフィラキシー歴がある方など)は、必ず主治医のOKをもらってから。
- 相談できる管理栄養士や薬剤師がいれば事前に相談を。
アレルギー持ちのあなたへ—前向きに楽しむためのエール
アレルギーがあると「みんなと同じものが食べられない…」「体に良いとされるものでも不安…」と感じてしまいがちですよね。
でも、コールドプレスジュースは“工夫次第であなたに合った健康習慣に変えられる”飲み物です。
- 表示やスタッフへの確認を徹底し、合わない素材はしっかり避ける。
- 安心できるレシピやお店を見つけて、自分だけの“お気に入りジュース”を見つける。
- 必要なら家族と一緒に“アレルギー安全マニュアル”を作っておくのもおすすめ。
アレルギー体質のクライアントさんでも、表示チェックや素材の工夫で「美味しくて安全なジュース習慣」を楽しめている方がたくさんいます。
「これなら自分も続けられる」と思える一杯に、きっと出会えるはずです。
まとめ:アレルギー対応と上手な付き合い方【コールドプレスジュースを安全に楽しむために】
- コールドプレスジュースは“生の素材そのもの”だから、アレルゲンもそのまま入っていることを忘れずに。
- 市販品も専門店も、原材料・アレルギー表示を必ず確認する習慣を。
- ナッツや特定果物が使われていないレシピや代替素材を選べば、アレルギー体質でも安全に楽しめる。
- 不安があれば、少量から/体調のいい時だけ/必要なら専門家へ相談を。
- 工夫と正しい知識があれば、アレルギーがあっても「自分らしい健康・美容習慣」は作れます!
アレルギーがあっても諦めない。あなたにぴったりのコールドプレスジュースライフを応援しています!