コールドプレスジュースで酵素を味方に!

美容と健康を底上げする“生きた栄養”のチカラ

こんにちは。渋谷でスポーツトレーナーとして働いているRyokoです。

日頃はジムでクライアントさんのトレーニングをサポートしているのですが、指導するうえで重要視しているのが「体の内側からのケア」。
しっかり運動していても、食事や栄養バランスが崩れているとパフォーマンスが上がらず、健康面にも影響が出てしまうんですよね。

そんな私がここ数年注目しているのが、コールドプレスジュース
皆さんもSNSや雑誌などで名前を見かけたことがあるのではないでしょうか?

中でも「酵素が豊富で体に良い」とよく言われるのが、このコールドプレスジュース。

今回は、その“酵素”に着目しながら、どんな働きがあるのか、どんなメリットがあるのか、専門知識や実体験を交えながら詳しくお話ししていきます。

  • 酵素が本当に体にいいの?
  • 市販の酵素ドリンクとは何が違うの?
  • どう取り入れれば効果的?

こういった疑問や不安をお持ちの方も、きっと読み終わるころには「試してみようかな」と前向きになっていただけるはず。

ぜひ最後までお付き合いくださいね。

目次

コールドプレスジュースとは?

熱を加えず絞るってどういうこと?

そもそも「コールドプレスジュース」とは、野菜や果物を低速回転・低温圧搾で搾る製法のジュースのことです。

普通の家庭用ジューサーやミキサーは刃が高速回転して素材を砕く際に熱が発生しやすく、せっかくのビタミンや酵素が壊れやすいと考えられています。
一方、コールドプレスジュースの場合は、回転速度が低く熱をほぼ加えないため、素材に含まれる栄養素を最大限キープできると言われているんです。

加えて、スムージーとの大きな違いは食物繊維が取り除かれている点。

野菜や果物の繊維質を除いたサラッとした液体部分のみを圧搾するので、消化器官に負担をかけず栄養を一気に吸収できるのがポイント
この「繊維が無いのはデメリットじゃないの?」と思うかもしれませんが、胃腸を休ませたりジュースクレンズを実践したりする際は、繊維の少ない方が向いている場合もあります。

スムージーとコールドプレスジュース、それぞれ良い点があるので目的に応じて使い分けるのがベストです。

酵素って一体なに?

3種類の酵素の違いを簡単に解説

コールドプレスジュースには「酵素が生きている」とよく言われますが、そもそも酵素とは何でしょうか?

私たちの体の中には多種多様な酵素があり、大きく分けると以下の3種類に分類されます。

  1. 消化酵素
    食べ物を消化・分解するための酵素。胃液や腸液などに含まれ、たんぱく質・糖質・脂質を分解し体内に吸収しやすい形に変えてくれます。
  2. 代謝酵素
    消化で得た栄養素をエネルギーに変え、細胞の修復や免疫、解毒など体の働きをサポートする酵素。代謝酵素が十分に働くことで疲労回復や新陳代謝がスムーズになり、肌や髪のターンオーバーにも影響します。
  3. 食物酵素(外部から摂る酵素)
    生の野菜や果物、発酵食品などに含まれる酵素です。これはいわば食材自体が持っている“自分自身を分解するため”の酵素とも言われます。加熱で失われやすい性質があり、48℃以上の熱が加わると多くが失活すると考えられています。

コールドプレスジュースに含まれるのは、主にこの「食物酵素」です。

体内の消化酵素や代謝酵素を補うため、外部から酵素を取り入れるという発想は、昨今「酵素ドリンク」や「酵素ダイエット」としてブームになりましたよね。

しかし市販の酵素ドリンクの中には加熱処理や甘味料・添加物が入っているものも少なくありません。
その点、加熱せず生搾りしたコールドプレスジュースなら、食物酵素がしっかり残されやすいのが大きなメリットと言えます。

コールドプレスジュースに含まれる酵素のメリット

では具体的に、コールドプレスジュースで摂る“生きた酵素”はどんな恩恵をもたらしてくれるのでしょうか。

大きく3つのメリットに分けてお伝えします。

1. 消化を助けて体がラクになる

食物酵素には、食品自体を消化しやすくする働きがあります。

例えばパイナップルに含まれる酵素(ブロメライン)はたんぱく質分解を助けることで知られ、焼き肉にパイナップルを使ったタレが合うのもそのおかげ…なんて話を聞いたことがある方もいるでしょう。

コールドプレスジュースの場合、低速圧搾で繊維が除かれ、さらに生の酵素が含まれているため、胃腸への負担が少なく消化をサポートしてくれます。

「最近食べ過ぎが続いて胃もたれ気味」「夜遅い時間まで仕事しているから食事が乱れがち」という方が朝に飲むと、スッキリした感覚を得られることが多いようです。
食物酵素がうまく働くと、私たちの体内消化酵素の消耗を軽減できるという考え方もありますね。

2. 代謝アップ&デトックス促進

体内酵素(代謝酵素)が働きやすいように食物酵素を摂ると、代謝アップやデトックス効果が期待できるとも言われています。
運動や日常活動で発生する老廃物や活性酸素をスムーズに排出しやすくなり、むくみ解消や疲れにくい体作りにつながる可能性があるんです。

また、ジュースクレンズ(短期間コールドプレスジュースだけで過ごす)を行うと、消化器官を休める時間を作れるため、体内の解毒作用にエネルギーを回しやすいという理屈も。
もちろん個人差はありますが、「飲み始めてからお通じが良くなった」「肌荒れが落ち着いた」という声を私自身のクライアントさんからもよく耳にします。

3. ビタミン・ミネラルと相乗効果で美肌&アンチエイジング

酵素だけでなく、コールドプレスジュースは野菜や果物由来のビタミン・ミネラル、フィトケミカル(抗酸化物質)が豊富。
これらの栄養素はコラーゲン生成や肌細胞の再生、そして活性酸素の除去に関わるため、美肌やアンチエイジングが気になる方にはぴったり。

特に緑葉野菜中心のグリーン系ジュースには、ビタミンA・Cや鉄分などがたっぷり。
美容と健康の両面でサポートしてくれるので、「朝の1杯」で肌の調子をアップさせるのもオススメです。

コールドプレスジュースだからこそ実現する“生きた酵素”

1. 非加熱&無添加の強み

コールドプレスジュースの最大のポイントは、熱をほとんど加えない製法にあります。
酵素は高温(およそ48℃以上)で失活しやすいデリケートなタンパク質なので、加熱殺菌されてしまう普通の市販ジュースでは酵素が壊れてしまう可能性大

一方、コールドプレスジュースは搾りたてをそのままボトルに詰めることが多く、保存料なども添加しないで出荷する専門店が主流です。
そのため市販のパック入り野菜ジュースや発酵処理した酵素ドリンクとは一線を画し、生の酵素を豊富に摂れる(と考えられる)というわけです。

2. 市販の酵素ドリンクや普通のジュースとは何が違う?

「酵素ドリンク」と書かれている商品は世の中に多数ありますが、加熱殺菌済みのものも多く、実際には活きた酵素があまり残っていない可能性があります。
さらに糖分や添加物がたっぷり含まれ、濃縮させているものもありますよね。

対してコールドプレスジュースは野菜や果物そのままを生搾りしており、無駄な加工をしていません。
もちろんすべての栄養が完璧に残るわけではありませんが、他のジュース形態と比べれば比較的“生”に近い状態をキープできるのが大きな違いです。

ただし賞味期限が短い(冷蔵で1~3日程度)というデメリットもあるため、「その分鮮度を重視したい人」に向いていると言えます。

具体的な取り入れ方のコツ

ここからは、読者の皆さんが実際にコールドプレスジュースを飲み始めるときの具体的アドバイスを。

私がクライアントにもよく勧める方法なので、ぜひ参考にしてください。

1. 朝食代わりに酵素チャージ

最もシンプルな方法が、朝食をコールドプレスジュースに置き換えること

朝は体の排泄機能が高まる時間帯であり、ここで消化に優しいジュースを摂ると胃腸の負担が軽減され、体内の代謝・デトックスをサポートしやすくなります。
また、「忙しくて朝ご飯を作る暇がない…」という方でも、1本ボトルを手に取るだけなら簡単ですよね。

ポイント
  • 朝からカフェインや脂っこいものを摂らない分、体がスッキリして1日のスタートが軽やか。
  • ジュースはあまり冷やしすぎず、常温に近い状態でゆっくり飲むと胃が冷えにくい。
  • その後もし空腹感が強い場合は、少量のナッツやヨーグルトなどタンパク質源をプラスするのがおすすめ。

2. ジュースクレンズでファスティング

もう少し踏み込んでデトックスしたいなら、1日~数日のジュースクレンズも選択肢。
固形物を取らず、1日6本ほどのコールドプレスジュースと十分な水分で過ごすプチ断食です。

こうすることで消化器官をしっかり休め、体内の老廃物を排出しやすくする狙いがあります。
もちろん個人差はありますが、翌日「むくみが取れた」「肌のハリが増した」という変化を実感する人も多いですね。

初心者はまず1DAYクレンズから始め、慣れたら2~3日挑戦してみるのが無理のない方法。
事前に軽めの食事(準備食)をし、終了後もお粥など回復食を入れて徐々に通常食に戻すことが大切です。

3. 保存と鮮度管理で酵素を守る

コールドプレスジュースは加熱や殺菌を行わない分、痛みやすい性質があります。
そのため、買った(または作った)らできるだけ早めに飲むのが鉄則

  • 冷蔵保存が基本。賞味期限はブランドによりますが、1~3日を目安に。
  • 酵素は熱に弱いので、電子レンジなどで温めるのはNG。
  • 冷凍する手段もありますが、栄養や酵素がどの程度保持されるかは商品によって差があるため、パッケージや専門店の案内を要確認。

酵素をしっかり摂りたいなら“作りたて・搾りたて”を飲むのが理想。
市販のコールドプレスジュース専門店でも鮮度にこだわって販売している場合が多いので、買ったらその日に飲むくらいの気持ちでいるといいですね。

注意点&よくある疑問

1. 飲みすぎ・糖分過多に気をつけて

果物が多いジュースは果糖カロリーが意外と高いことも。
ダイエット目的だからと1日に何本もガブガブ飲むと、むしろ糖分過多になりかねません。

適量は1日1~2本が目安。
ジュースクレンズの場合は短期集中なので特例と考え、通常の食事にプラスするならほどほどに留めましょう。

2. 食物繊維やタンパク質は別途摂取

コールドプレスジュースは不溶性食物繊維が除かれているので、便秘が気になる方はサラダや全粒穀物などで繊維を補う必要があります。
また、筋肉維持や代謝に欠かせないタンパク質もジュースだけでは不足しがち。

基本的には普段の食事でしっかりたんぱく質源を摂り、ジュースはビタミン・ミネラル補給用と割り切るイメージがおすすめ。
極端に「ジュースだけしか飲まない」生活を長期にわたって行うのは避けましょう。

3. 本当に効果があるの? 過度な期待は禁物

「コールドプレスジュースを飲めば劇的に痩せる」「酵素を摂ればなんでも治る」というほど魔法の飲み物ではありません。
体質改善や美容効果はあくまで普段の生活習慣を整える一部として、コールドプレスジュースを活用することが大事。

ただ、私の経験上、野菜や果物が苦手な人でも飲みやすいので、無理なくビタミン・酵素を補給できる手軽さは大きなメリットだと思います。
継続していくうちに「体が軽くなった」「肌が明るくなった」などプチ変化を感じられる方は多いです。

まとめ:酵素のチカラを味方に、コールドプレスジュースで内側からキレイに

コールドプレスジュースは、熱に弱い酵素やビタミンをダイレクトに摂取できる、まさに“生きた栄養”の宝庫。

特に「酵素」が注目されるのは、消化を助け代謝をサポートし、美容と健康の底上げに一役買ってくれる可能性があるからです。

  • 胃腸を休めたいとき
  • 野菜不足が気になるとき
  • 週末のプチ断食でリセットしたいとき

こんなシチュエーションでコールドプレスジュースを取り入れると、体が軽くなったり肌の調子が上がったりと、嬉しい実感を得られるかもしれません。
もちろん個人差はありますが、「合う・合わない」を見極めるためにも、まずは朝食置き換え1DAYクレンズなど短期的に試してみるのがおすすめ。

なお、糖分や栄養バランスに留意しながら、無理のない範囲で行うことが大切。
長期間ジュースだけを飲むような極端なダイエットは逆効果になりかねません。

あくまで日々の食生活を底上げする1つのツールとして、コールドプレスジュースを楽しんでみてくださいね。

私自身、普段からクライアントに「食事と運動の両輪が大切」とお伝えしていますが、忙しい方こそコールドプレスジュースのように時短で栄養をチャージできる方法は強い味方になると感じています。

ぜひ皆さんも、酵素が息づくコールドプレスジュースを味方につけて、内側からきれいに&元気になっていきましょう。
「ちょっとだけ気になる…」という段階でも構いません。最初の一歩は、気軽に1本買って飲んでみるだけでも十分

あなたの生活が一歩ヘルシーにアップデートされることを願っています!

免責事項

本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、個人の体質や体調により効果には差があります。体調不良を感じた場合や持病・妊娠中の場合などは、事前に医師や専門家にご相談ください。また、極端な長期ファスティングや栄養制限はリスクを伴う可能性がありますので、無理のない範囲で行うことを推奨します。

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この記事を書いた人

Ryokoのアバター Ryoko スポーツトレーナー/パーソナルトレーナー

大学でスポーツ科学を専攻。アメリカ留学で栄養学・トレーニング理論を学び、帰国後は都内ジムやオンラインで指導。著名人のボディメイクもサポート。
クライアントの短期集中ダイエットやファスティングプログラムをサポートする過程で、効率よく栄養を摂る手段としてコールドプレスジュースに注目。以来、毎朝の習慣に取り入れるほどの愛飲者に。
早朝ランニングと朝食ジュースが定番ルーティン。海外のフィットネスエキスポに足を運ぶなど、新しいヘルスケア・サプリ情報の収集が趣味。

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